精進料理研究家の藤井まり先生が「精進おせち教室」(12 月 1 日、高知)を開催

精進料理研究家の藤井まり先生が「精進おせち教室」(12 月 1 日、高知)を開催

11月 09, 19
PRTIMES

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パリやロンドン、ベルリンなど、世界中に精進料理の魅力を伝え飛び回る藤井まり先生 が、高知で初の精進料理教室を開催します。今回のテーマは、各家庭で間もなくつくりはじめられる「おせち料理」です。 “精進料理でおせち!?”と意外に感じるかもしれませんが、精進料理の世界にもおせちは存在します。さらに「五味・五色・五法」を大切にする藤井先生がつくる精進おせちは、色鮮やかで、さまざまな食材と味を楽しめる料理が並びます。 ヘルシーな精進料理に興味のある方も、「今年はどんなおせちをつくろう?」と悩んでいる方も、ぜひご参加ください!

【イベント情報】

精進料理研究家・藤井まり先生に学ぶ、精進おせち教室(高知初開催)

日 程|2019年12月1日(日)
時 間|2部制(1部・10時〜14時 / 2部・15時30分〜19時30分)
場 所|高知市文化かるぽーと10階 調理実習室(高知市九反田2-1)
費 用|各部8,000円
定 員|各部30名
講 師|鎌倉・不識庵(ふしきあん) 藤井まり
持ち物|エプロン、三角巾、筆記用具

※申し込み方法は下記をご参照ください。

https://www.facebook.com/events/452142648745624/

【当日のおせち料理(予定)】
1.昆布の素揚げ、2.だし巻き風寄せ豆腐、3.長芋きんとん、4.ごぼうの信田巻き、5.炒めなます(吹き寄せ)、6.れんこんの梅酢漬け、7.たたきごぼう、8.蓮根の芥子和え、9.五目煮、10.水菜のくるみ和え

【お雑煮】
葛引きのお雑煮(葛とショウガ)

 

鎌倉不識庵とは――?
藤井まり先生が鎌倉・稲村ヶ崎で36年前に夫(故・藤井宗哲氏/臨済宗僧侶、2006年没)と共にはじめた精進料理の教室。現在は藤井先生が1人で活動を続けており、毎年、若者からシニアまで多くの受講生が訪れている。

藤井まり先生に直撃インタビュー

 

――12月1日に高知で開催される「精進おせち教室」はどのようなイベントですか?

藤井:開催時期が12月ですから、みなさんと一緒に精進料理で「おせち」をつくろうと思っています。

精進料理なので肉や魚、体を活性化させる匂いの強い五葷(ごくん/ネギ・ニラ・ニンニク・タマネギ・ラッキョウ)は一切使わずに、昆布の素揚げ、だし巻き風寄せ豆腐、長芋きんとん、ごぼうの信田巻き、炒めなます(吹き寄せ)、れんこんの梅酢漬け、たたきごぼう、蓮根の芥子和え、五目煮、水菜のくるみ和えの10品と、お寺でもお正月には餅をついていたそうなので葛引きのお雑煮もつくります。

この中で特に炒めなます(吹き寄せ)は珍しい料理で、お寺にしかない独特のものなんです。金時人参や油揚げ、ゴボウ、レンコンなどを1品ずつ酒塩炒めにしてから混ぜて、シイタケの甘辛煮と栗の甘露煮で味付けをするんです。おいしいですよ。

――当日は参加者のみなさんと藤井先生が一緒につくるスタイルですか?

藤井:みなさんと一緒につくりながら、できないところはお手伝いします。ただ、料理は上手じゃなくても「やってみたい」という気持ちがあればできるんですよ。私も学生時代は山歩きばかりしていて10人前のカレーしかつくったことがない人だったし、夫と36年前に精進料理教室をはじめる前までは本格的に料理をしたこともありませんでした。

そんな私だからか、他の料理教室の先生と大きく違うのは「調味料は何cc」と細かいことを言わないところですね。その土地によって野菜などの食材の味も、調味料の味も異なるので、みなさんと一緒に味見をしながらじゃなければつくれないと思っています。

私は料理だけではなく、参加してくださるみなさんとコミュニケーションを取ることが何より楽しいですし、今回の料理教室でも楽しみにしています。

――藤井先生は『四季折々の祝い膳』など、ご著書をたくさん出されていて、その中の料理の写真を見ると色合いがとても華やかですよね。精進料理というと素朴な印象があったので、驚きました。

藤井:みなさんそう言いますね。精進料理は茶色い地味な料理というイメージがあるようですが、実際は違います。精進料理の世界には「五味・五色・五法」という言葉があり、5つの味(甘い、塩っぱい、辛い、酸っぱい、苦い)、5つの色(黒、白、赤、黄、青)、5つの調理法(生、蒸す、煮る、揚げる、焼く)、これらを組み合わせて献立をつくっていくので、精進料理のおせちも華やかなものをつくることができます。

また、禅の世界には「日新」という言葉があり、これは「停滞しない、とどまらない」ことを意味します。だから私は精進料理も新しい食材をどんどん使っていけばいいと思っていますし、じつはとてもクリエイティブな世界なんですよ。

――精進料理は「五味・五色・五法」の組み合わせなんですね、勉強になります。他にも精進料理で大切なポイントがあれば教えてください。

藤井:精進料理のキーワードに「一物全体」があります。これは素材の全てを食べることを指していて、大根は葉っぱも皮も食べましょうということ。私の料理教室で長芋の皮を揚げて、塩を振ってつくる皮チップをやったことがありますが、参加された奥様が旦那さんに長芋料理のフルコースをふるまったところ「皮チップが一番おいしい」と言われたそうです(笑)。

他にも精進料理の世界には「身土不二」という言葉があります。人は自然の中で生かされているのだから、なるべく身の回りにあるものを食べるといいということで、旬のものを食べることにも繋がっています。今は1年中さまざまな野菜が売られていますが、寒くなってくるこれからの季節が旬の根菜類は体を温める効果があり、逆に夏野菜のトマトやキュウリは熱を外に出す効果があるので、やっぱり旬のものを食べることは体にはいいんですよ。

食に興味をもつ人は健康だと思います。私は今年72歳ですが、みなさんから「いつも元気ですね」と言われます。

――精進料理の世界は「食べ方」や「作法」にも特徴があると聞きますが、その点はいかがでしょうか?

藤井:禅の修行僧が食事の前に食べ物への感謝や人類の平和を願って唱える「五観の偈」というものがあります。

他にも、お坊さんは修行道場で食事するときはしゃべってはいけないので黙ったまま食べるんですね。それを私の料理教室でも体験してもらおうと、最初の5分間だけ話さずに食べてもらったところ、「素材の味がよくわかった」「噛む回数が増えた」という声が挙がりました。普段とは違う体験をしてもらうのは面白いと思いますし、みなさんからコメントをもらえると私自身も勉強になるのでうれしいですね。

――精進料理の世界に触れて、新たな体験ができるところも今回のイベントの魅力の1つですね。最後に、今回の高知のイベントに来られる方にメッセージをお願いします。

藤井:みんなで楽しくおせちをつくって、美味しくいただくのはもちろんとして、精進料理の背景にある“哲学”も学んで、その知恵を家庭で活かしてもらえるといいなと思います。

精進料理の世界には「身心一如」という言葉があります。これは「心と体は繋がっているから、ちゃんとしたものを食べると心も元気になりますよ」という意味です。心と体、引いては「食事と心」は繋がっているんですね。

私の料理教室に来る方は若い方もシニアの方もいますが、みなさん食べた後に「あー、何かホッとする」とおっしゃいますし、私のことを「歩くヒーリングスポット」と呼ぶ人もいます。それはおそらく、精進料理が味噌や醤油など日本の伝統的な発酵調味料を使っているから遺伝子的に訴えるものがあるのだと思っているんです。

このイベントではぜひみなさんにも「ホッとする」感覚を味わっていただき、それを普段の生活でも実践していただけるとうれしいです。

 

――藤井先生、本日はお忙しい中ありがとうございました!!

(取材・文 廣田喜昭)

 

さらに詳しい藤井先生のインタビューを読みたい方はこちら >>

https://www.hodoku.pro/pr-003

 

藤井まり
北海道出身、1947年生まれ。早稲田大学教育学部卒。神奈川県鎌倉市在住。
夫・藤井宗(そう)哲(てつ)(2006年没)は、10年間の修行僧時代、禅僧達のために料理を作る典座(てんぞ)を経験し、精進料理の本などを数多く執筆した。その後、請われて精進料理を教え始め、早いもので36年が経とうとしている。
現在は、自宅を開放しての精進料理教室をはじめ、全国各地に招かれて料理講習会、パリ、ロンドン、ベルリン、北欧、米国、東南アジアなどで精進料理のワークショップ等をしている。
講習会では、夫や知人の僧侶から教えられ学んだ料理の仏教的なとらえ方、料理の心などについても簡単にふれている。
今は、家庭で家族の健康を守る女性たちと同じ立場で、生活により身近な精進料理を伝えることが私の使命だと感じている。
著書に『四季折々の祝い膳』(河出書房新社)、『the enlightened kitchen』(講談社インターナショナル)、『旬の禅ごはん』(誠文堂新光社)などがある。

 

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
H O D O K U(株式会社and. hodoku事業部)

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